OUR PEOPLE社員紹介

クロストーク

―いろいろなメンバーが集まりました。まずは自己紹介からお願いします。

オオニシ:私は、もともとITには興味なくて、大学は生命科学部でした。1年間微生物研究などやってみたけれど、これからはリアルよりもデジタルだと考え直し、大学を辞めました。そこでコンテンツプロバイダーに入社し、しばらくして起業するのですが、そこを清算することとなり、システム会社の開発部署に参画します。その部署が会社でも大きな売り上げを占めることになりますが、喜んだのもつかの間、担当していた案件が人ごと譲渡されることになり、それが前職の株式会社モバプロネットで、後にネットイヤーグループ入りするのですが、私自身は一度テレビ局に参画し「イベント×IT」のような案件を担当していました。そこから出戻りで前身となるネットイヤークラフト株式会社に制作マネージャーとして再入社。その後、ネットイヤーグループに転籍し、全社のデリバリー責任者、そして部長になって現在に至ります。

トクダ:私は20歳で出産し、24歳でシングルマザーになるのですが、その時点で何も手に職がなく、在宅でできる仕事としてWebデザイナーを目指しました。スクールに通いながらデジタルマーケティング会社に入社し、当初はSEOを担当しました。ですが、デザインがやりたくて、制作に異動させてもらい、約5年Webディレクターを務め、その後、友人とイベントを企画・運営したり、料理好きからフードコーディネーター資格を取得してケータリングを始めたりして、フリーランスで「イベント×フード×Web」を生業にします。そこでもWebデザインの仕事がメインでしたが、表層的にデザインだけ変えていても、クライアントやその先のユーザーに役立っているのかと疑問に思うようになりました。そこで本質的な部分を手がけたいと思って「UX」を知るようになります。そして、WebデザインでUXを実現できる会社として、ネットイヤーグループに出会い、入社。それが2019年10月のことでした。

ヨシダ:仙台の大学でマーケティングのゼミに所属して、販促提案などしながら、地域活性マーケティングの研究をしていました。実際に市民や市役所など多くのステークホルダーを巻き込んで、地域クエストというワークショップやUXを題材にしたコンテンツを作っていて、就活でもUXを軸に考え、一番マインドとして共感できるネットイヤーグループを選択して、2019年新卒で入社しました。

―なぜ、ネットイヤーグループに入社を決めたのか、中途入社されたトクダさん、お願いします。

トクダ:やはり、UXへの取組みが一番長く、実績があったというのが大きかったです。私自身が未経験だったので、UXの知見が豊富なところで実務をこなしていくことで力をつけたいと考えました。また、面接でお会いした人たちと一緒に仕事したいな、と思ったのも大きいです。

―そう思ってもらえたのは、在籍する身からするとうれしいですね。では次に、ネットイヤーグループに感じる良さ、入社してみて感じたことを聞かせてください。まず新卒4年目のヨシダさんはどうですか。

ヨシダ:ワークライフバランスですね。いまコロナ禍で在宅ワークになっているのもあり、子育てやいろいろ個々の事情が尊重されているのを感じます。

―トクダさんはどうですか。UXデザイナーを志して入社して、実際にはどうだったでしょうか。

トクダ:入社して一番鍛えられたのが、論理立てて話をすることです。UXというのは抽象的でフワッとしたものであるなか、お客様にその必要性を納得して頂く必要があります。誰に何を届けるべきかを、データを元に説明していくので、自身の論理性が磨かれました。

―それはネットイヤーグループで働く上での、特徴ですね。数字などで定量的に説明し、納得いただくというのは、皆が経験していることでしょう。では、オオニシさんから、役職者としての矜持も含めて、ネットイヤーグループの良さと感じることをお願いします。

オオニシ:ネットイヤーグループでは、UXデザイナーに限らず、どの職種にとっても「UX」がアイデンティティになっていますよね。もう一つ、私が長年勤め続けている理由でもありますが、デザインだけをやる会社ではない点が魅力です。理想を描くのではなく、デザインしたものは必ず実現する。実現させるために、どうやればできるのかを考え抜くのが、ネットイヤーグループだと思います。

―まさにそうですね。必ずプロダクトを作る、その実行力や推進力、総合力は抜群だと思います。トクダさん、ヨシダさんは、ネットイヤーグループで実現できること、もしくは、自身のこれからのキャリアの中で、ここで実現したいことって何でしょうか。

トクダ:まず、いま会社として管理部門をふくむ全社員を対象にHCD(Human Centered Design:人間中心設計)資格取得を推進していますが、これは資格の有無よりも、ネットイヤーグループの社員であれば全員素養として持つべき考え方だというのに起因していると思うので、私自身もその土台を固めたいですね。また、もう一つ、Webやアプリなどデジタル以外の、リアルの施策を実行してみたいです。

ヨシダ:私は、体制をつくって実行に移す、プロデューサーという立場でもあり、何でも実現はできるのだと思っています。あえて言えば、CXを実現してみたいですね。ネットイヤーグループの強みはUXだといわれますが、もっと広げ、あらゆるタッチポイントでカスタマー体験をより良くしていくための企画などを自分から仕掛けていきたい。それが今年のテーマだと考えています。

―では次に、仲間の存在をどう捉えているかを聞かせてください。

オオニシ:共通のゴールに向けて一緒に歩むパートナーであって、その際には上司も部下も関係ないですね。常に対等であれ、とメンバーにも日頃から言っています。私が部長だというのもロールでしかなく、役職も年齢も経験もなく、対等なビジネスパートナーだと捉えています。

トクダ:私も対等だと思っていますね。それもデザイナーチームだけじゃなく、開発チームもだし、クライアントとも、全て同じ方向を向いていくべき。目的や目線を合わせて、幸せになる方はどちらか、を考えて物事を進めています。

ヨシダ:営業やプロデューサーは、関わる人といかに友人関係になるか、が大事だと考えています。一定の誠実さを持ったうえで、フランクな関係性をつくりたいですね。そのために、仕事でも最初に堅い話からは入らず、「この人はどうすれば友人みたいに話してくれるようになるか」と考えて、たとえば好きそうな趣味の話をしてみるなど、関係構築を意識しています。

―次が、最後の質問になります。これからのネットイヤーグループに期待すること、こうしていきたいというのをそれぞれ聞かせてください。

ヨシダ:まず、会社の掲げている、社会デザインに興味があります。そのうえで、自分としては地域活性をテーマに、実際に案件を手がけていきたいです。


トクダ:私は2つあって、まず、自身の経験から、貧困層の母子家庭の生きやすさについて研究し、論文を執筆・発表しています。ですから、当社からもシングルマザーが働きやすい社会に向けて発信していきたいですね。
もう一つは仕事において、要件に合わせて作るだけとならないよう、課題を定義するところから関わって、提案の幅を広げたいと考えています。

オオニシ:私は、ネットイヤーグループにジョインしている、想いや考えのある人たちみんなが活躍できる場、力を発揮できる環境が続くような組織にしたいです。たとえば、スティーブ・ジョブズの最高傑作はiPhoneなどのプロダクトではなく、Appleという組織そのものだと思っていて、ジョブズがいなくなってもその遺伝子が受け継がれ、そこに入った人はそれを継いでいくでしょう。ネットイヤーグループでもそんな風に、思いを継いでいってもらいたい。それができる組織を目指しています。

―本日は興味深いお話をありがとうございました。