OUR PEOPLE社員紹介

社員紹介:中路さん

―中路さんは2015年に新卒で入社されていますが、その経緯を教えてください。

学生時代にインターンを通じて、デジタルサービス業界に従事したいと考え、最初はレシピサイトを運営する事業会社も検討したのですが、もっと複数の会社やビジネスを見てみたいと思いました。それで、デジタルマーケティング会社も視野に入れ、最終的には選考でお会いした面接官や面接官を通して見えたカルチャーにも魅力を感じ、この会社で働きたいと思いました。

―実際に入社されて、いかがですか。

入社2年目から、プロジェクトマネジャーとして、ある飲食業界のお客様を担当しており、マーケティングからシステム開発、セキュリティ関連まで幅広く、多くの部署の方たちと多様なプロジェクトを進めさせてもらっています。 通常、当社のプロジェクトマネジャーは、複数のお客様を担当するのですが、私のチームは1社専属でさまざまなプロジェクトを進行します。

―中路さんのチームはどのような体制ですか。

社員が12人で、派遣社員や業務委託を含めると30人くらい。職種も幅広く、ディレクターやデザイ ナー、エンジニア、UXデザイナー、そしてプロジェクトマネジャーなどで構成されます。従来は職種ごとのチーム体制でしたが、お客様への価値提供を考え、3年前から特定のお客様に対して職種横断の専属チームを新設しました。これは全社でも新しい試みです。

―そのように、1社に対して多様な職種のチームでサービス提供するメリットは、何でしょうか。

デジタルマーケティングという広範な領域のなかでも、1社のお客様と継続的に関わることで、新しい最先端のプロジェクトに触れる機会が多いように思います。また、同じスタッフで対応することで信頼関係が構築できますし、それまでの経緯をふまえた提案なども行いやすいです。 たとえば、あるキャンペーンサイトの運用でヒューマンエラーに気づけなかったことがあるとします。その予防策をお客様と同じ目線で一緒に考えた結果、以降はテスト項目にそのプロセスのチェックもあらかじめ含むことに決めました。そのように前向きな議論を重ねられる関係ができています。

―では、約30人という多様な職種、多様な雇用形態のチームをまとめる、チームワークや団結力 はどのように考えていますか。

当社のなかでも、とりわけチームワークには定評のあるチームだと自負してます。それはまず、同じお客様に向き合い続けることで、ブランドの考え方や仕事の進め方など、共通して向かっていけるので、職種を越えても団結力をもちやすいからといえます。 もう一つ、仕事以外の話も含め、メンバー間でのコミュニケーションを大切にするよう、意識してきました。たとえば、月2回オンラインでのトークセッションとして、朝集まって、ランダムに4人ずつ分 かれ、「自分の強み・弱み」「今後やってみたい仕事」といったテーマに沿って話し合い、最後全員でシェアしています。また、メンバーの発案で隔週で勉強会を開催したり、週2回オンラインで朝のラジオ体操を行ったりもしています。 勉強会の内容はテクノロジーやデザインといった業務に直結することはもちろん、それだけではな く、自身の最近の興味関心ごとのシェアも含めて気軽に参加できるようにしています。そのほか、雑談チャットも4年前から運用するなどして、互いを知ることで仕事も進めやすくなると 考えています。実際、共通項があると悩みなども理解しやすく、フォローし合うなどして、団結力のある組織になっていると思いますね。

―そんな風に個人を尊重するのは、ネットイヤーグループの社風ですか。あるいは、中路さんの チームで特に培ってきたものでしょうか。

両方だと思います。ネットイヤーグループのプロジェクトマネジャーに求められる素養として、一人ひとりを把握してチームで価値を最大限提供するというのがあります。ですから、これはどの組織でも意識していることだと思います。 もともと、プロジェクトベースで業務を進めることもあり、都度、異なるメンバーとチームを組むことも多かったため、そういう文化が醸成されたのでしょう。

―では、中路さんもそのなかで、自身のチームの雰囲気作りに努めてきたわけですね。

そうですね。実は2年前に当社のブランディングを考える社員アンケートで、数年後を率いるメンバーとして私が、「ホスピタリティとインテグリティの両方を持って、柔軟にポジティブに業務を推進できる」と評価いただいたことがありました。 私自身、プロジェクトで想定外のことが起きるなど、困難なときにも、ポジティブなコミュニケーションで乗り越えてきました。そうしたことが、お客様に認められるのはもちろん嬉しいですが、社内のメンバーや他の組織の人からも認めていただけたのが励みになりました。同時に、そういうことがやはりこの会社では求められているのだと確信できました。

―プロジェクトマネジャーとして、そのメンバーたちとさらに何を実現していきたいですか。

まず、部署の名前を「ビジネスグロース」とし、これは今のお客様をもっとビジネスで大きく成功させたい気持ちを込めました。また、社会課題解決やソーシャルデザインという領域に、個人としても組織としても取り組んでいきたいと考えています。 たとえば、この6月には、そのお客様とのソーシャルな活動を一つリリースしました。また、子育てを機に、ソーシャルデザインについて学ぼうと思い、SDGs検定の勉強をして合格しました。すると、いろいろな視点を持て、意識もより高めることができましたので、ぜひ今後の仕事に活かしていきたいですね。

―最後に、この記事をご覧の方にメッセージをお願いします。

私は「感謝」と「相互支援」という言葉が好きなのですが、やはり社会や環境、お客様やエンドユーザーに対して感謝できる方と一緒に仕事がしたいと思っています。感謝することで、人を動かし、 大きなプロジェクトを成功に導くことができますので、当たり前に感謝し、それを面倒がらずに伝えることができる人を求めています。 相互支援については、人は誰もが不完全で、だからこそ補い合うことが大事だと思うのです。また、デザイナーやエンジニアなど、自分とは異なる職能のメンバーとプロジェクトを推進していくなかで、互いの違いをふまえながら、気持ちよく仕事ができるよう考えて動けることが大事だと、ますます思うようになりました。 そんな風に考え、行動できるメンバーとして、お客様からもチームからも「次もまた」と指名いただ けるよう、一緒に目指しましょう。