ビッグデータ分析の可能性に惹かれて新規チームを創設、他者尊重できるチームづくりにも尽力
PROFILE
F.Y.
2015年入社 マーケティングDX事業部 デジタル&フィジカルデザイン部
金融機関向けシステム開発を得意とするSIerや、Web・アプリの開発ベンダーにて営業やコンサルを経験。
2015年にネットイヤーグループに営業として入社、主に商業施設・小売流通系のクライアントに対し、サイト制作、広告運用、分析ツールの提案・運用を行う。
2017年より大手外食系クライアントのマーケティング支援PMとして、SMC活用コンサルタントおよび会員向けクーポンサイト運用を担当。
その他、データ分析基盤開発プロジェクトの提案や、DMPの導入・開発等、活躍範囲は多岐にわたる。
まずは、F.Y.さんがマネージャーを務めている「データアナリティクスチーム」が担っている役割と担当業務を教えてください。
私たちデータアナリティクスチームでは、クライアントが保有している購買データや会員データ、行動データなどを主に取り扱っています。これらのデータをもとに顧客の購買傾向や商品の相関性などを分析し、クライアントと顧客の関係性をより強固にするための戦略を立案することが、私たちの役割です。また、当社の中でCRMを専門的に扱っているチームであることも特徴のひとつで、データに基づいた戦略の実行・運用までを一貫してサポートし、クライアントの売上向上を目指しています。
このチームのマネジャーとして、お客様の抱える課題や目指すゴールを伺い、案件の采配・プロジェクト管理を行うのが私の主な役割です。プレイングマネジャーとして、私自身もデータを分析したり、プロジェクトのディレクションも行っています。
このチームのマネジャーとして、お客様の抱える課題や目指すゴールを伺い、案件の采配・プロジェクト管理を行うのが私の主な役割です。プレイングマネジャーとして、私自身もデータを分析したり、プロジェクトのディレクションも行っています。
どんな業界のクライアントにサービスを提供しているのでしょうか?
私たちがお付き合いしてるのは、BtoCビジネスを展開されてるクライアントが中心です。一言でBtoCといっても小売流通(飲食系・SC系など)、アパレルEC、商業施設様などその領域は多岐に渡り、その業界特性により所有するデータ、分析の進捗、体制、商習慣などは全く異なります。その特性に合わせてデータ分析の手法やアプローチを変えることもありますが、やはり共通する課題として多いのは、リピーターをいかにして獲得するかです。顧客に2回、3回と店舗に足を運んでもらう、商品を購入してもらう、といったリピート率の向上に関する課題に対して、「どのぐらいの間隔でクーポンを配信するか」「顧客にとって魅力的なポイントプログラムになっているか」など、クライアントが蓄積してきたデータを分析して最適なコミュニケーションを設計しています。F.Y.さんが仕事をする上で意識していることを教えてください。
認知を上げる、エンゲージメントを上げる、ファンを獲得する…などなど、マーケティングの目的は多岐に渡ります。しかしながら、避けて通ることができないのは売上と利益の向上です。あくまで分かりやすく分解した上での話ですが、あらゆるマーケティングの目的は正しいやり方で「売上」を最大化することだと私は思います。売上至上主義では良いコミュニケーションは取れないので、遊び心や売上を度外視したバランスは重要ですが、そのバランスの上でどのように売上を作るかが大切だと思っています。
そのためにも、お客様も気づいていない課題を探り当てることには特にこだわりを持っています。データ分析は、100回試行してやっと1つの特異点を見つけられるような世界です。ですから、データからヒントを見つけるためにも、「どんな観点で数字を読み解くか」「どうやって効率良く分析にかけるか」といった前段階から考え抜くことを大事にするようにしています。
データ分析やマーケティングと聞くと、PowerPointで作った資料を使ってスマートにプレゼンをしているイメージを持たれるかもしれませんが、その段階に進むまでには地道で泥臭い努力が必要です。私たちが手がけている施策は、すぐに結果が出ないことも多いので、お客様とはしっかりコミュニケーションを取りつつ、ロジックを立てて説明することも意識しています。
そのためにも、お客様も気づいていない課題を探り当てることには特にこだわりを持っています。データ分析は、100回試行してやっと1つの特異点を見つけられるような世界です。ですから、データからヒントを見つけるためにも、「どんな観点で数字を読み解くか」「どうやって効率良く分析にかけるか」といった前段階から考え抜くことを大事にするようにしています。
データ分析やマーケティングと聞くと、PowerPointで作った資料を使ってスマートにプレゼンをしているイメージを持たれるかもしれませんが、その段階に進むまでには地道で泥臭い努力が必要です。私たちが手がけている施策は、すぐに結果が出ないことも多いので、お客様とはしっかりコミュニケーションを取りつつ、ロジックを立てて説明することも意識しています。
仕事にやりがいを感じるのはどんな時ですか?
UXといった「定性的な観点」を重視してWebサイトを制作・運用したり、ECサイトを構築したりするのが当社の主な事業です。そこに、数字をもとにしたデータ分析やCRMといった「定量的な観点」を加えていくことが私たちの存在意義だと思っています。定性的観点と定量的観点を組み合わせて、より良いユーザー体験を顧客にお届けし、クライアントのファンが増えていく。そういった一連の取り組みをお客様から評価していただけた時には、大きな達成感を味わうことができますね。
UXのアプローチがデータ分析の役に立つこともあるのでしょうか?
UXのアプローチとデータ分析は、相互補完の関係だと思っています。ユーザーの行動から仮説を立てデータ分析をするアプローチもあれば、まずはデータを分析して特異点を探し、仮説を立てるアプローチもあります。どちらも重要な要素だと思います。チームをマネジメントする上で大事にしていることを教えてください。
一緒に働いているアナリストやエンジニア一人ひとりの志向をしっかりと把握し、スキルアップ・キャリアアップに向けたロードマップを作成して、最適な仕事を任せられるように意識しています。
また、メンバー全員が自分の言いたいことを言い合える環境づくりも大切にしていますね。チームのメンバーはみんな個性的でタイプは全然違うのですが、職能ごとの特性やそれぞれの人格を認めて受け入れる「他者尊重」ができる人が集まっていると感じています。自分の意見はきちんと伝え、それを互いに認め合いながら、良い部分をさらに伸ばしていける。そんなチームをこれからも作っていきたいと思っています。
また、メンバー全員が自分の言いたいことを言い合える環境づくりも大切にしていますね。チームのメンバーはみんな個性的でタイプは全然違うのですが、職能ごとの特性やそれぞれの人格を認めて受け入れる「他者尊重」ができる人が集まっていると感じています。自分の意見はきちんと伝え、それを互いに認め合いながら、良い部分をさらに伸ばしていける。そんなチームをこれからも作っていきたいと思っています。
F.Y.さんは、2015年に営業として入社されています。今は入社時とは違うキャリアを歩んでいると思いますが、転機になったプロジェクトはありますか?
もともとは営業として働いていましたが、とある頓挫しかけたプロジェクトに「ディレクターとして入ってくれないか」と声をかけられたことが、大きな転機となりました。当時、技術的な知識は全くなかったので、何から手をつけるべきか悩んだのですが、まずはクライアントとの関係値やチームの雰囲気を良くしようと思い、クライアントとの窓口を全面的に引き受けました。プロジェクトを軌道に乗せるまでは大変でしたが、その分エンジニアリングの奥深さを知ることができましたし、大人数のチームをまとめる難しさとやりがいを実感できました。最終的に総合プロジェクトマネジャーまで担当したことで、自分がマネジメントに向いていることにも気づくことができました。
今担当しているデータ分析に初めて触れたのも、このプロジェクトがきっかけでした。一緒に仕事をしているメンバーがデータ分析に関する勉強会を開いてくれたのですが、その時に「ビッグデータの分析は、絶対おもしろいビジネスになる」と感動したことを覚えています。こうした専門性の高い仲間との出会いも、私のキャリア形成に影響を与えてくれていると感じます。
今担当しているデータ分析に初めて触れたのも、このプロジェクトがきっかけでした。一緒に仕事をしているメンバーがデータ分析に関する勉強会を開いてくれたのですが、その時に「ビッグデータの分析は、絶対おもしろいビジネスになる」と感動したことを覚えています。こうした専門性の高い仲間との出会いも、私のキャリア形成に影響を与えてくれていると感じます。
ネットイヤーグループで働く魅力を教えてください。
「こんなことがやりたい・これは絶対にニーズがある」といえば、前向きに捉えてチャレンジさせてくれる文化は魅力的だと感じています。実は、「ビッグデータ分析がおもしろい!」と感じてから、現在手がけているようなプロジェクトを独自に獲得して進めていたのですが、それに気づいた経営層の方が「いいね、じゃあチームを作りなよ!」と言ってくださって、そこから今のチームが発足しました。個人の目指す方向性に自然と仲間が集まり、チームができ上がっていく――そんな自由な文化が個人的にはすごく好きです。最後に、当社への応募を検討されている方にメッセージをお願いします。
現在は、アナリストとエンジニアでチームを構成していますが、今後は戦略立案を担うマーケター、プロジェクトをまとめるプロジェクトマネジャーも増員し、チームの体制を整えていきたいと思っています。それぞれスペシャリストとしての技能を掛け合わせて、CRMサービスを強化していきたいですね。大手企業では、私たちが担っている領域の分業化が進んでいると思いますが、当社は役割が分かれているとはいえ、やりたいと思えば自分で仕事の幅をどんどん広げることができます。「エンジニアリングも学びたい」「マネジメントスキルを上げたい」「お客様と直接やりとりしたい」といった思いのある人は、必ず当社にマッチします。向上心のある人とぜひご一緒できることを楽しみにしています。